平成21年度エコ活動報告

「利用者とともに行う3R活動」 見えてきた地域の輪

《リサイクル活動からの発展》

平成8年 青嵐荘蕗のとう舎1施設のみから始まったリサイクル活動でしたが、現在では芳香会全体のみならず、地域交流活動へも発展しています。空き缶リサイクル活動・紙資源リサイクル活動で得られた収益金は、利用者への工賃,作業用品に還元するだけでなく、「花いっぱい活動」や「ありがとうフラワー配布活動」、「クリーングリーン作戦」等の地域交流活動に活用されています。

「花いっぱい活動」では、収益金から花苗や防草シートを購入し、県道沿い花壇に花植えをし、環境美化・保全に努めています。22年度には、近隣の小学校児童とともに花植えを実施しています。「ありがとうフラワー配布活動」では、収益金から種苗やプランターを購入し、施設内で花を育て、空き缶の回収に協力いただいた近隣地域の一般家庭・商店・事業所・学校等にありがとうフラワーとして配布しています。

収益金を活用したこれらの地域交流活動は、施設近隣に住む方々との関係を構築・維持しながら、社会福祉について身近に感じて理解を深めていただくとともに、資源の提供などのリサイクル活動に対する更なる協力に結び付けています。


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また蕗のとう舎は、搬入先である昭和アルミさまのご推薦とこれまでの実績が評価され、アルミ缶リサイクル協会よりアルミ缶回収協力者表彰を頂きました。この表彰を心の支えとして、今後とも更に大きく地域の輪を広げていきたいと考えています。

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《エコキャップ活動》

エコキャップ活動は平成20年10月より開始いたしました。芳香会職員や利用者・ご家族等からペットボトルキャップを回収し、業者に搬入しています。回収されたペットボトルキャップはエコキャップ推進協会により売却され、その収益金が発展途上国の子供達へポリオワクチン接種に繋がっています。

《生ゴミの再利用》

平成13年3月に、蕗のとう舎において生ゴミ処理機が設置され、毎日出る生ゴミが肥料へと変えられています。ゴミの排出量を減らすとともに施設の畑で使用し、それにより育てられた農作物を食事やおやつに使用することで、地産地消に繋げています。

《エコ安全ドライブ活動》

芳香会では平成20年度より、自動車運転時に「急発進,急加速,急ブレーキをやめ、適切な車間距離をとる」等を実践するエコ安全ドライブを行っています。エコ安全ドライブには、CO2削減や燃料費節約だけでなく、安全運転にも大きな効果があります。 平成20年度には日本興亜 エコ安全ドライブコンテストに燃費・事故率の両部門において入賞を果たし、21年度にもよりいっそうの実践を心がけてきました。その心がけの結果、21年度も大きな事故の無い1年間となりました。

これからも環境貢献と交通事故の少ない社会作りに励んでいきたいと考えています。

◎資源回収実績

リサイクル活動で得た収益金は、作業を行っていただくご利用者さまに還元するとともに、各施設の環境整備資金や募金活動、地域環境美化・保全活動の資金として使用させていただいています。

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2010-08-05